ポケットセラピストの新機能開発に向け、ISIDから技術協力 〜AIを活用した姿勢推定技術とエラーレスラーニング技術を通して最適な運動習慣の定着を支援〜

高ストレス対策・労働生産性向上支援ツール「ポケットセラピスト」を提供する株式会社バックテック（本社：京都府京都市、代表取締役：福谷直人　以下：バックテック）は、株式会社電通国際情報サービス（本社：東京都港区、社長：名和 亮一、以下「ISID」）から、姿勢推定技術・エラーレスラーニングに関する知見の提供を受け、ポケットセラピストの新たな機能開発に取り組みます。

■ 背景

バックテックは産業医科大学 産業生態科学研究所 産業保健経営学 森晃爾研究室、京都大学大学院医学研究科 青山朋樹研究室と共同実施した研究報告において、コロナ禍における在宅勤務により、肩こり・腰痛等に悩むリスクが増え、運動不足にも陥っている可能性があることを報告しています（Niu Q, et al. PLoS One. 2021; Tezuka M, et al. J Occup Environ Med. 2022）。これらの健康課題やライフスタイルは、組織の労働生産性低下、及び、生活習慣病リスクの増加や将来的な医療費増加に繋がります。

一般企業の勤労者を対象としたバックテックの調査結果（n=1,200+）では、普段の運動としてウォーキングの次に実践されているのが、ストレッチ（24%）や筋トレ（21%）であることが明らかになっているものの、実際に健康増進を目的に運動を始めると、約47%が腰や膝に痛みを覚えて、運動頻度を下げたり、運動をやめてしまうキッカケにもなり得るということが明らかにされています。また、医療費削減や生産性向上のためには運動習慣の継続が重要ですが、運動の難しさが、自分の能力や状態に合っていないと継続しにくいという課題があります。

ポケットセラピストでは、運動習慣継続支援としてヨガ・ピラティス等のエクササイズ動画を個々人の症状やライフスタイルに合わせて提供してきましたが、個々人の運動能力に合わせた動画のレコメンドや「自分が正しくできているのか不安」というユーザーの声に適切に答えることが出来ないという課題がありました。

■ 技術協力の内容と今後の展開について

 

新機能開発に向け、ISIDより保有する姿勢推定技術・エラーレスラーニングに関する技術協力を受けます。ISIDが開発する、自分自身の骨格からAIにより推定された「お手本の動き」と「実際の動き」の差異を可視化し、姿勢情報からユーザーの習熟度を評価、運動難易度を自動調整するアルゴリズムをポケットセラピストに組み込みます。このことで、ポケットセラピストユーザーの動きをカメラでセンシングしながら、運動中に意識すべきポイントを個々人ごとにAIが評価・指導したり、動作の習熟度を評価し、ユーザー自身の状態に合った、継続しやすいエクササイズ動画のレコメンドを可能にする実証を進めます。

バックテックは、今回の新サービス開発を機にISIDとのヘルスケア領域における協業や事業拡大に向けた取り組みを検討していく予定です。

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■ 株式会社バックテック（ http://www.backtech.co.jp ）
理念：全人類が健康に活き活きと暮らし、社会に貢献できる世界をつくる
本社所在地：京都市下京区烏丸通仏光寺下ル大政所町６８０－１
設立：2016年4月
代表者：代表取締役社長　福谷 直人

■ 株式会社電通国際情報サービス（ https://www.isid.co.jp/isid/company/index.html ）
ミッション：誠実を旨とし、テクノロジーの可能性を切り拓く挑戦者として、顧客、生活者、社会の進化と共存に寄与する。
本社所在地：東京都港区港南2-17-1
設立：1975年（昭和50年）12月11日
代表者：代表取締役社長 名和 亮一
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本プレスリリースに関するお問い合わせ先
■株式会社バックテック
広報担当：太田
Mail： info@backtech.co.jp
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